こんにちは。トレスマリアビューティアドバイザーの髙田久美子です。先日雑誌のkiitos.16に『トレスマリアミルク』が紹介されました。特集は「私たちは菌と共に生きている」というもので、体を守っている常在菌との上手な付き合い方などが細かく記載されていました。その中でも「膣内常在菌」のコーナーでミルクを取り上げていただいたので、今日はその記事をご紹介します。
■まずは膣内の環境を知っておこう
「膣内には様々な菌が存在し、そのほとんどが“ラクトバチルス属”という乳酸菌の一種。この乳酸菌が膣内を酸性に保ち、雑菌の侵入を防いでいる。膣は月経・妊娠・出産に関わる大切な器官。この強い自浄作用の乳酸菌が膣の先にある子宮や卵巣などを病原菌から守っています。この常在菌バランスが崩れると細菌性膣炎やカンジダ膣炎などを引き起こし、子宮内膜症や卵管炎につながると言われています。雑菌によるトラブルを避けるために過剰に洗浄してしまうと常在菌までも洗い流されてしまう。元々自浄作用の強い器官なのでバランスを保つことで自然と浄化されていくのです。」 ※kiitos.16 P32より 中略
膣内はほとんどが乳酸菌で守られているのがわかりますね。「洗い過ぎは良くない」と言われているのは、自浄作用のある膣内まで過剰に洗ってはいけないということだったんですね。洗浄力の強いソープなどを使うと痛くて染みていたのも、この自浄作用のある良い菌を洗い流してしまうことになるので洗浄力の優しいソープで洗うことが必要です。
■妊活世代に知って欲しい常在菌と赤ちゃんの関係
妊娠中は膣内の常在菌が雑菌から赤ちゃんを守り、生まれる時にその常在菌を受け取ってくる。赤ちゃんがお腹の中にいる時は無菌状態。常在菌が膣内を酸性に保つことで外部からの侵入を防いでいるそうです。妊娠中にカンジダ膣炎を放っておくと、出産時に赤ちゃんに感染してしまうと言われていますよね。他にも、口腔内からの菌も子宮を通るので、出産前には必ず歯医者さんへ行ったことを思い出します。免疫力が低下しやすい妊娠中だからこそ、常在菌を保ち自分の体を守ることで赤ちゃんも守れるんですね。
■常在菌が赤ちゃんのエネルギーとなり、赤ちゃん自身の体を守る
出産時に赤ちゃんはお母さんからたくさんの常在菌を受け取って生まれてきます。この常在菌(乳酸菌)はミルクや母乳に含まれるオリゴ糖をエサにしています。赤ちゃんが飲んだミルクや母乳はこの乳酸菌が分解してエネルギーとなります。また、出産時にはお母さんから受け取った乳酸菌が赤ちゃんの腸内に入ることで病原菌を退治してくれます。妊活・妊娠・授乳期、全てにおいて膣内常在菌の環境はとても大事ですね。妊娠初期に助産師さんから食事の栄養バランスを教えてもらいましたが、今思えば、乳酸菌を補えるような食事バランスを教えてもらっていたんですね。これから妊娠を考えている女性は心がけたいことの一つですね。
■常在菌が心地よい環境を作ることが大事
常在菌は乾燥するエリアではどんどん弱くなってしまいます。必ず保湿をして、常在菌たちが過ごしやすい環境を整えること。『トレスマリアミルク』は乳酸菌を補いながら肌のバリア機能をアップしてくれるので、デリケートゾーンの環境が整います。最近よく膣炎などを繰り返してしまう方、生理の時に痒みなどが生じてしまう方、もしかしたら常在菌のバランスが崩れているかもしれません。そんな時はまず、丁寧に洗って保湿から始めてみてくださいね。
妊婦さんや赤ちゃんにとって、常在菌ってこんなにも大事だったんですね。目に見えないからこそ、大切にケアできればと思います。次回は「トレスマリアでできる菌活ケア」をご紹介します。最後までご覧いただきありがとうございました。