こんにちは、トレスマリア代表のバルドゥッチ淳子です。毎日ムシムシするこの季節。雑誌も『ニオイ』特集が多く、トレスマリアもたくさん掲載や取材して頂いてありがたいです。頭皮、口内、ワキの下、デリケートゾーンや足の裏。そもそもどうして『ニオイ』は発生するのでしょうか。
◆『ニオイ』の犯人は目に見えない菌たち
いつも皮膚にいる常在菌が、汗や皮脂を分解する時に発生するのが『ニオイ』の正体。さらに、常在菌と汗や皮脂とのバランスが崩れると、常在菌が繁殖して、皮膚炎やニキビといった皮膚トラブルに発展。だから、『ニオイ』をその場しのぎで消す・隠すというよりも、常在菌と汗や皮脂のバランスを保つことが大切なのですね。また、皮膚炎やニキビの症状は、そのバランスの乱れを整えることが、リピートの予防になりますね。
<写真:HERS 2018年8月号より>
◆アポクリン汗腺の多いエリアは特に要注意
アポクリン汗腺のあるエリアは、特にきつい『ニオイ』が立ちます。ワキの下やデリケートゾーンは、特に毛も多く不衛生になりがちで、下着やトイレットペーパーとの擦れから乾燥しがち。不衛生、ムレと乾燥は、菌が大好きな環境。(ムレていると水分が蒸発してさらに乾燥します。)アポクリン汗腺からの『ニオイ』は、以前はフェロモンの役割だったともいわれていたようだけれど、人間の進化とともに、望まれない不要なものになったのでしょうね。ワキの下やデリケートゾーンの毛についても、同様ですね。
<写真:日経新聞オンラインより>
◆『ニオイ』の元の撃退には、洗って保湿を
皮脂と常在菌のバランスが保てていれば、『ニオイ』は発生しないから、常在菌と上手にお付き合いすることが大切です。どのエリアも同じこと。常在菌と上手にお付き合いするということは、シンプルに2つ:
① 優しく洗って、衛生的・弱酸性に保つこと
不衛生は細菌感染や『ニオイ』の原因に。弱酸性・低刺激のソープで洗って、清潔に保つことが大切です。汗をかくのはよいこと。汗をかいたらこまめに拭き取る、シャワーする、着替える、脱毛するのも効果的。
② 保湿して、バリア機能を高めること
乾燥も細菌感染や『ニオイ』の原因に。だから、保湿をして、バリア機能を高めることが大切です。手が乾燥したなと感じたら、擦れるかかと、ひじやデリケートゾーンなども同様に乾燥していることでしょう。
<写真: 左から、トレスマリア ソープ・ミルク>
ある美容家が、『つきつめるとお肌のお手入れってシンプルで。洗って保湿することしかないの。』っておっしゃっていたのがよみがえります。常在菌のバランスが健やかに保たれている肌はトラブルレスで美しいということでしょう。存在する菌の種類が違うから、体の部位によって発生する『ニオイ』も違うけれど、発生するメカニズムは全身同じだった。これを理解して、いつものケアを見直してみましょう。日々洗う+保湿によって衛生的に保ちバリア機能を高めることで、『ニオイ』の根本原因を解決し、体質改善できるとよいですね。また、『ニオイ』は皮膚炎や病気のサインであることも。発生した『ニオイ』にスプレーをする前に、ニキビや吹き出物のお薬を塗る前に、ちょっと立ち止まって、身体の変調について考えてみるのはいかがでしょうか。
トレスマリア
代表 バルドゥッチ淳子
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