3誌もの美容誌(美的、MAQUIA、Voce)が存在する国は日本だけ。この点からも日本人女性の美に対する意識は世界トップクラスであるといえる。だけれども、デリケートゾーンというトピックになると話は一変する。誰にも相談できずにネットで情報収集している人がほとんどらしい。日本はデリケートゾーンのお手入れ後進国か?
時代をさかのぼると、
古代エジプトでは、あのクレオパトラもデリケートゾーン脱毛をしていたといわれています。
古代ローマでは、男性も女性も無毛の身体がかっこいいとされて、公衆浴場にもデリケートゾーン脱毛含め全身をケアするためのトリートメントルームがあったそうです。
また、中近東の国々では、衛生上40日ごとにデリケートゾーンなど不潔な体毛を処理することが神からのお告げだという。(現在も同じ)
体毛は不衛生との観点から、清潔に保つために、デリケートゾーンの脱毛に注力していたそう。脱毛によってデリケートゾーンの肌が露出されると、いよいよ肌のお手入れが必要になって、綺麗にしたくなる。
そして、こういった習慣は、母から娘に伝えられていくのがほとんどだそうです。
一方で、古代中国では、「親からもらったものなのだから、傷つけないことが親孝行」という儒教の教えから、ムダ毛を処理する習慣がなかった。実際に、脇毛を処理しないのは、「剃ると身体に悪い」、「自然に生えてきたものを剃る必要はない」などと聞きました。
そして2000年頃、ある中国のブランドが有名な女優を起用して「洗えば洗うほど元気!」というCMを打ち出して、デリケートゾーン専用のソープが大ヒット。たちまち中国ではデリケートゾーンのお手入れが注目され、一気に普及したそう。毎日シャワーはしないけれど、デリケートゾーンだけは毎日ちゃんと専用のソープで洗うという人がたくさんいるというから驚きです!
現在、中国の主要都市の女性はみんなデリケートゾーン専用のソープを使って、毎日洗浄する習慣があるという。脱毛をしないからこそ、毎日ちゃんと丁寧に洗って、衛生的に、清潔に保つことが大切なのだそう。
家族や友人がデリケートゾーン専用のソープを使用していれば、自然と「私も使わないと」となるのでしょう。
衛生的に、清潔に保つために、脱毛する。そんな国では、肌の露出によって専用品でお手入れする習慣がうまれる。
衛生的に、清潔に保つために、脱毛しない国では特に、専用品で洗浄しお手入れすることが必要で習慣となる。
日本はデリケートゾーンのお手入れ後進国か?
日本では、デリケートゾーン脱毛もデリケートゾーン専用品によるお手入れも遅れてしまった。それはなぜか?
日本は儒教の影響で、中国と同じように、脱毛の普及は遅れたのでしょう。
でも、デリケートゾーン専用品によるお手入れは、中国よりも遅れてしまった。それは、毎日のシャワーの環境が整い、温水便座の発達によって、デリケートゾーンを清潔に保っていると思いこんでしまったからなのか。もし、脱毛サロンや婦人科に通う習慣があったなら、デリケートゾーンの悩みも相談して、デリケートゾーンのお手入れはもっと早く取り入れられていたのかもしれない。
脱毛をしている若い世代は、専用品でお手入れすることで、より清潔に、若々しく綺麗にキープできるそう。
脱毛をしていない大人世代は、専用品でお手入れすることがもっと大切で、衛生的に清潔に保ち、トラブルから解放されることでしょう。
日本はデリケートゾーンのお手入れ後進国か?
今は遅れているけれど、日本はいつかきっと、デリケートゾーンも先進国になる日がくるのでしょう。
介護などで気づいた母世代、雑誌などで知った私世代が、デリケートゾーンのお手入れを取り入れることで、娘世代に大切なこととして伝えていければと願います。或いは、脱毛や友人から気づきのあった娘世代は、ぜひ、お母さんやおばあちゃん世代にデリケートゾーンのお手入れについてお話してみませんか。
最後に、毎度トレスマリア ブログをお読みくださってありがとうございます。トレスマリア ブログでは店頭、メールやお電話にて皆様からいただいたお問合せをメインにアップしています。ご質問や気になることなどありましたらぜひお問い合わせください:info@tresmaria.com
記)バルドゥッチ淳子
written by Junko Balducci