【アフターピル】 アラ20は困っている!お話しできる環境づくりを。
皆さん、こんにちは。トレスマリア代表のバルドゥッチ淳子です。先日光文社さまの雑誌『JJ』の取材をお受けしました。『JJ』といえば、18歳~24歳(=アラ20)向けのライフスタイルの雑誌。学生から社会人となる、大きな変化のある世代ですね。ここで、あがったのが今話題のアフターピルのこと。
アフターピル、オンライン化のメリット
アフターピルとは、性交渉後72時間以内に服用する緊急用の避妊薬。排卵を遅らせて、子宮内膜への着床を防止しするから避妊効果が8割ほどあると言われています。2019年から、オンライン診療でアフターピルが買えるようになりました。近くに産婦人科がない、連休などでどうしても病院に行けない時には、救われる女性も多いのかもしれません。実際に、「親に内緒でアフターピルをオンラインで入手する学生が増えている」とのこと。(産婦人科医40代)
アフターピル、オンライン化のデメリット
一方で、アフターピルへのアクセスが容易になると、これさえあれば!と常備薬のように服用する女性が増えて健康への懸念もありますね。そして、「オンラインで安価なアフターピルを購入して服用したけれど、失敗して妊娠してしまった」という声もありました。「2回目の服用の時間が数時間ずれてしまったのと、アフターピルを信用し過ぎて安い方を選んでしまったから。妊娠は人生変わってしまうから、命の危機くらいにとらえないといけない」との体験談。(Sさん30代)
妊娠や避妊についてお話できる環境づくりを
アフターピルは、望まない妊娠への最終手段。その前に、婦人科に一緒に通って、アフターピルの前にできる自分の体を守る方法、低用量ピルや他のオプションについてご相談するのも良さそうですね。「親に内緒でアフターピルをオンラインで入手する学生が増えている」 ってもし娘だったら、、、寂しいことではないでしょうか。娘の健康や幸せを一番に、親が寄り添ってあげることって大切ですね。
どこからお話していいかわからないという方は、デリケートゾーンを専用ソープで洗うことから、お嬢さまと一緒に始めてみてはいかがでしょうか。自身と向き合って、体を大切にすることで、妊娠や避妊といった大事なことをお話できる環境が整えばと思います。時代の変化とともに、私たち親の性についての意識も変わっていくことで、娘たちももっと健康でハッピーにあることでしょう。
・ JJネット『避妊だけじゃない低用量ピルの真実』
・トレスマリア 『【低用量ピル】娘を守るために知っておきたいピルのこと』