こんにちは。トレスマリア 代表のバルドゥッチ淳子です。 前回は、「乳がんを経験して。今とても幸せです。<Mさん40代>」のお話でした。今回は、「乳がんを経験して。心からありがとう。<Oさん50代>」のお話です。10月は乳がん月間。この機会に、乳がんについて理解を深め、検診の大切さを共感できればと思います。
“みんなに助けられて。自分、家族や仲間を大切に、大切にしようと思います”
Oさん(東京在住、50代)
家族構成:ご主人、長女(20代)、長男(10代)
“自覚症状はまったくなくて、頭の中がただ真っ白に”
毎年検診していたし、しこりもなくて、自覚症状もまったくなかった。でも、健康診断で疑わしいと診断された。すぐに紹介状を書いてくださって、近所の病院で乳がんが発覚。
すぐ死んでしまうんではないか、ステージはいくつなのかと頭の中が真っ白に。ちょっと落ち着くと、仕事ばかりで、食生活や家事ができてなかったことなど、ただただ反省する毎日でした。
“自分にあった病院や先生に出逢えることがとっても大事!”
近所の病院では、質問する時間もなく、1か所のがんを摘出するという手術の段取りだけが組まれていった。そんな時に知り合いが、あるお医者様をご紹介くださったので、遠方でもそちらの病院に通ってみた。謙虚な男性の先生は、不安なことは一切言わないし、診察の時には時間をとってくれて、いろんなお話をしたり、心のケアに努めてくれた。だから、この先生に任せようって思いました。私にあった先生に出逢えたことが本当に幸せだし、先生に感謝しています。
入念な検査の結果、1か所ではなく、複数のがんが発覚。昨年9月に乳がんが発覚し、同年10月に手術<ステージ2>。10日間の入院。抗がん剤の必要は無く、現在は、ホルモン治療と定期検診に通っています。
“仲間たちに支えられて引きこもりから脱出!”
サロンを経営してきたので、スタッフや仲良しとお食事に行く時間もないほど、仕事仕事の毎日でした。社交的な私でも2か月間も引きこもってしまったんです。そんな中、「Oさんは家で休んでて、私たちがやるから~」と助けてくれた仕事の仲間たち。そして、「Oちゃんのために、お守りをゲットしてきたよ!」って温かい言葉をたくさんかけてくれたお友達。助けてくれたのは、仕事やプライベートの仲間たちでした。みんな今までごめんね、そしてありがとうって感謝した。
“一人で引きこもらないで、信頼する人にお話すると、みんなが助けてくれますよ”
定期健診を受けましょう。1年ごとにマンモとエコー交互でもよいかも、双方やると安心。マンモで写りやすいがんと、エコーで写りやすいがんとあるから、同じものをずっと受けるのは避けたほうがよいと思う。
そして、例えがんだとしても、引きこもらないで。信頼する人にお話すると、みんながいろんな情報を教えてくれて助けてくれて、選択肢が広がって気分が楽になるって私も実感したから。
今は、口から防腐剤や添加物を入れないように、水や醤油、みりんなどの調味料も体にいいものを選ぶようにしています。ずっとはまっているのはお友達から教わった生酵素ジュース。リンゴ1個、人参1個と無農薬レモン1個をミキサーに!美味しくて体にいいって最高ですね。また、化粧品やヘアケアも優しいものを使っていますよ。仕事ばかりではなく、自分自身、家族や仲良しを大切に、大切にしようと思います。また、これからは経験者として、乳がんの女性を勇気づけられるような活動ができればと考えています。
Oさん、ありがとうございました。改めて自分、家族や友人の存在のありがたさを深く実感しますね。ハッピーでパワフルなOさん、周りの皆さんから愛されている様子がひしひしと伝わってきました。生酵素ジュース私も試してみたいと思います。大切な人の為に、毎月のセルフチェックと年に1度の乳がん検診を。次回は、乳がんを経験された女性お二人目の「乳がんを経験して(vol. 3 Kさん60代」のお話です。