乳がんを経験して。今とても幸せです。<Mさん40代>
こんにちは。トレスマリア代表のバルドゥッチ淳子です。 10月は乳がん月間。普段は、家事や育児、お仕事で忙しくて、自分のことになかなか時間をさけない女性は多いのではないでしょうか。私も先月半年に1回の検診に行ってきて安心しましたよ。前回は、木下貴之先生から、『乳がん検診の大切さと生活のヒント』のお話でした。今回は、「乳がんを経験して。今とても幸せです。<Mさん40代>」のお話です。Mさんはずっとお仕事が楽しくて、忙しくて、気づいたらっておっしゃっていたのが印象的でした。大変な経験をされてから、自分や大切な人たちの存在を改めて大切に感じられたそう。結婚式を挙げられたMさん、そしてお母さま、旦那さま、おめでとうございます。
“本当に困ったときに一緒にいてくれた彼と結ばれて、今とても幸せです!”
Mさん(東京都在住、40代)
家族構成:ご主人
“シコリには気づいていたけれど、怖くて病院に行けなかった”
しこりは自身で触ってコリコリするのでおかしいなって気づいていたけれど、単純に怖くて病院に行けなかった。自然になくなるかなー、でも鏡を見ると引きつっていて、大きくなっている気がするし、、、と思っていた矢先、会社の検診で乳がんが発覚。
はじめは、正直、乳がんだとわかって、ホッとした。手術して直すことだけだなって思った。
“かかりつけの病院の乳腺科へ行って、体や心の負担も軽減”
私の場合、内科の病気でかかりつけの病院があったので、そこの乳腺外科がよいと思った。内科の先生に相談したら、その先生が乳腺外科の予約をとってくださった。手術は治療のスタートで、術後、病院には10年も通うんです。同じCTを内科と乳腺科でシェアしてくださるので、費用面でも体や心の負担面でも同じ病院で良かったです。先生は男性で優しかった。がんではない部分やお胸も慎重に丁寧に検査してくれたので、先生にお任せしようと思いました。
5年前の2月にがんが発覚し、同年8月に手術<ステージ1>。傷も小さく、温存療法でした。抗がん剤の必要は無く、おなかに注射をするホルモン治療と放射線治療を実施した。現在は、ホルモン治療と定期検診に通っています。
“すぐに駆け付けてくれた母に、ごめんなさいって想った”
乳がんを電話で伝えると70歳近くの母がとても心配して、すぐに九州から東京に飛んできてくれた。母はただ、私と一緒にいてくれた。こんな母に心配をかけてごめんなさいって深く想った。
“年に1回自分がちょっと痛いのと、周りの大切な人に何年も辛い痛みを与えるのとどちらが良いか考えてみて欲しい”
乳がん検診、私は大丈夫という不確定な安心感から、エコーを選ぶ人が多いですよね。乳がんは、唯一自分で触って、見つけられるがん。決して怖い病気ではないので、必要以上に怖がらないで。端っこにあるがんはマンモでは見つけられないこともあるし、石灰かどうかわからないようながんはマンモの方がちゃんとできるかもしれない。だから、双方受けることが大事。家族、お友達やパートナーのために、ぜひ両方受けて、今年もなんでもなかったって安心したらよいと思う。年に一回自分がちょっと痛いのと、周りの大切な人に何年も辛い痛みを与えるのとどちらがよいか考えてみて欲しい。
病気のことを全て7歳年下の彼にお話して、それも理解したうえで、ずっと一緒にがんばってくれたのがとても心強くて感謝した。本当に困ったときに一緒にいてくれた彼と、ずっと先延ばしにはなったけれど、今年ウェディングをしました!
自分を大事に、周りを大事にしようと思います。これから検診に行かれる方も治療を受ける方もがんばってください。
術後も、綺麗にウェディングドレスを着られましたよ!って微笑んでいらっしゃったのが印象的でした。素敵なウェディングでしたね、ご結婚おめでとうございます。Mさんのお母さまや旦那さまのような、周りの大切な人の顔が浮かびますね。家族、友人やパートナーの為に、毎月のセルフチェックと年に1度の乳がん検診を。
〇『乳がん検診の大切さと生活のヒント』<木下貴之先生>はこちらから